いつもお世話になっております、中本本店です。
さて今回のテーマは、「IT活用をするには役割が必要!」です。
「2025年の崖」という言葉はご存知ですか?
似たような表現だと、数年前から「20××問題」というのをよく耳にします。たとえば、、、
2021年問題→大学の新卒者数が減少に転じ、採用内定者の確保が徐々に難しくなるという問題です。
2025年問題→ベビーブームに生まれた団塊世代が75歳になり、社会保障費の急増が懸念されています。
その他に「宅地」、「物流」などの分野でも「20××問題」が発生しています。さてさて本題の 「2025年の崖」についてですが、これは経産省が2018年の「DXレポート」で予測したもので、「企業がデジタル化を推進しなければ、2025年から年間で現在の約3倍もの経済損失が発生する」というものです。そして、古いシステム等は見直しが必要で、新しい技術の導入やシステムの共通化が優先課題とも言っています。
とにかく、 「崖」に落ちないためには、まずは自社のデジタル化状況を見直す必要がありそうですね。
以下の4つは、経産省の「攻めのIT活用指針」でのIT活用状況の基準です。
レベル1・・・口頭連絡、電話、帳簿での業務が多い(IT導入前)
レベル2・・・紙や口頭でのやりとりをITに置き換えている(置換段階)
レベル3・・・ITを活用して社内業務を効率化している(効率化段階)
レベル4・・・ITを差別化や競争力化に積極的に活用している(発展的なIT活用)
東京都内23区の中小企業1,259件(東京商工会議所:IT活用実態調査)では、
レベル1=22.7%、レベル2=22.6%、レベル3=44.2%、レベル4=6.1%だそうです。
これを見ると、IT活用ってまだまだなのかなと思います。
レベル1とレベル2の合計が45%程度となっているので、やはりITで効率化を図るというのは、
一つの「壁」なのかもしれませんね・・・
じつはIT活用を始めるには肝心なことがあって、それは仕事上の立場で「役割」が違うことを理解することなんです。
・職人やベテラン社員・・・知識や経験を言語化(体系化)する
・業務作業者・・・業務作業内容の可視化、標準化をする
・管理職・・・部署をまたいで連携を図る、プログラミング思考をもつ
・経営者や幹部・・・挑戦意識、仮説と実証能力を持つ
この場での詳細説明は難しいですが、大まかな役割はご理解いただけると思います。
このようにしっかりと自分の役目を理解していないと、何から始めるべきか分からないんです。
そして、初めは小さなことから実践して、「成功」を全員で体験することがとっても大事なんです。
この体験からは、「あ、こんなことも出来るんじゃない?」「そうだ、もっとこうすれば良くならない?」そんな言葉が生まれてきます。
そうなると大成功!ドンドン改善されていきます。
実際に、弊社が同じ経験をしていますから!
Webサイトの活用やデジタル化での業務改善などのご相談もお待ちしております! |